多くの方に聞き覚えがあると思われる言葉、「ルイボスティー」。
「あれでしょ!?・・・」、と深く聞かれると回答に困る「ルイボスティー」。
ふわふわ〜と知っている「ルイボスティー」。
これが日本での認知度を表しています。
私も同じでした。
この本を制作させていただくまでは、ルイボスティーに関する知識はZERO。
ふわふわ〜と感じていたのは、「どこか遠い海外から来た製品」「体に良さそう」「水色は赤褐色」
その程度。
この状況で「本が制作できるのか?」と未開の地に足を踏み入れる恐怖に包まれますが、自身が成長で
きるワクワク感もあり二つ返事でお受けさせていただきました。
2月末に制作を承り、制作期間は6ヶ月。9月初頭に納品させていただきました。
表紙、裏表紙はこの様な感じです↓

サイズはA5、総ページ数は83p。
表紙にある枝状の植物がルイボスの木です。

南アフリカ共和国原産のマメ科の植物で、学名を「アスパラサス・リネアリス(Aspalathus linearis)」と言い、木の形状は1〜1.5mほどの低木で、葉は松のように針状、種は胡麻のように小さく春になると黄色い可憐な小花を咲かせます。
ここで、ルイボスが南アフリカ原産だと知り一つ賢くなりました。
本の内容は ↓

ちなみに、ルイボスはマメ科の植物でエンドウ豆・インゲン豆・ピーナッツなどと遠い親戚関係にあたります。
ところで、ルイボスティーを調べていくうちに、紅茶、烏龍茶、緑茶などの違いも解ってきました。
どれもカメリア・シネンシス(Camelliasinensis/ツバキ科ツバキ属)の葉を、茶葉自身の酸化酵素により自然発酵=酸化させたお茶で、同じ「科・属」の葉からできているとは知りませんでした。
麺で例えるなら、「うどんもラーメンも元は小麦粉」というイメージでしょうか。
さらに同じカメリア・シネンシス(Camelliasinensis/ツバキ科ツバキ属)の茶葉で紅茶よりも発酵時間だけを短くしたお茶が烏龍茶となります。
烏龍茶も同じ「科・属」の葉からできていたとは驚きました。
それでは緑茶は?
これも上のふたつと同じ科・属であるカメリア・シネンシス(Camelliasinensis / ツバキ科ツバキ属)の葉からできているのですが、最初の製造工程で茶葉に熱を入れ酸化発酵酵素を不活性にし、発酵=酸化させずに作るお茶なのです。 このため、茶葉は酵素の影響を受けずに加工されるため抽出液は緑色のまま特有の色合・風味を持ちます。
そうだったのか!
同じ「科・属」の葉を使い発酵酵素により酸化させるか・させないか。
うぅ〜〜〜ん、奥が深い。
面白くなってきた。
また一つ賢くなりました。
と、このように太古からの紆余曲折・人間ストーリー、さらには人体に有益な健康効果や変わった調理法、アフリカの概要などなど、ルイボスを深く理解することができる書となっています。

現在Amazonにて販売中です。
ぜひご一読いただければ幸いです。
ご協力いただきました、
●南アフリカ ルイボス評議会
●南アフリカ観光協会
●ルイボス・マーケティング・リミテッド
の皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。