商業画像制作の仕事上、モニターの色管理には常に気にかけ、約4週間おきに専用機器を用いて調整しています。



これを使い、現在使用していますAppleのモニターにフィットするプロファイルを制作します。
これはモニターの診断書のようなもので、発色に関して「ここと、ここの色はこう直してね」
とモニターの発色が基準値内に正しく収まるよう促す書類のようなものです。
これを行わないことは、コンパスを持たずに砂漠で旅をするようなもので恐怖しかありません。
出来上がったプロファイルは、
Finder → 移動 → optionキーを押すとホームの下にライブラリーが現れます。
そのライブラリ内の → ColorSync ホルダーに保管されます。

これを、
システム設定 → ディスプレー → カラープロファイル で読み込みます。
これにより、色ブレの少ないモニターで色の管理を行うことができ品質が安定します。


下が以前制作したモニタープロファイル。
名前や日付等任意で制作時に書き込めますので探す際の目安になります。

ちなみに以下のような数多くのモニター用プロファイルがプリセットされています。
このプリセットを変えてみると、画面の色味が瞬時に変わります。
その移り変わりを体験すると、モニターの色管理の重要性を強く感じるのではないでしょうか。

元画像↓ 埋め込まれたプロファイルを破棄(カラーマネージメントをしないで開いた画像)

制作したプロファイルをあてたモニターでの見え方↓ (ほぼ上の画像に等しい見え方)

プリセットに用意されていたプロファイルをあてたモニターでの見え方↓ その1

プリセットに用意されていたプロファイルをあてたモニターでの見え方↓ その2

プロファイル一つでこんなにも見え方が変わってしまいます。
誤ったプロファイルをあてた画面でレタッチを行うと、納品された最終画像がお客様側でとんでもない
見え方になることは想像できるかと思います。
さらに、これに加え微妙な色合いの商品には、カラーチャートと現物を見比べ色修正を進めます。
左のページを説明すると・・・。
Y版 → 70%、K(墨版) → 0%のベース上に、
C(シアン版)とM(マゼンタ版)が0〜100%可変していく様子を表しています。
これと現物を見ながらフォトショップ上のCMYKをどのくらい可変させるかを決めていきます。

このように、モニターの正確なプロファイルを制作してから修正。
そうでないと、
「船頭多くして船山に登る」
ことになり、貴重な時間と労力を消費することになります。
こうならないためにも、モニターのプロファイル作りは必須作業になります、制作者のためにも。
今回は以上となります。
次回は画面表示とプリンター出力での差異。
誰にでも経験のある
「あれ!、画面では綺麗に見えていたのに、なんで???」
のお話しです。