こんにちは。
新元号、令和の始まりは2019年5月1日。
現在は令和2年2月末日。
令和が始まり1年も経っておりませんが今は令和2年と呼ばれます。
何か解せない・・・
ところで撮影の方に目を向けますと最近ハマっていることが。
撮影方法というよりは、画像制作方法と言った方がいいでしょう。
「HDR Pro に統合」、フォトショップでのコマンド名です。
シャドウからハイライトまで「踏ん張ってくれる画像」が自動生成できるコマンドです。
これが実にありがたい。

ハイダイナミックレンジと聞くと学生時代に確か聞いたような微かな記憶が蘇ります、アンセルアダムスと。
頭が良くない私には理解できなかったな撮影術、ゾーンシステム。
興味のある方はどうぞ↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0
なぜマイブームなのか・・・
なぜならハイライトからシャドウまで懐の広い画像が制作できるからです。
私の例では、野外、室内での「建築写真分野」。
晴天時、コントラストが強くなる建物外観の撮影。
白トビ、シャドウ潰れは常日頃。
下の画像は↓特別なことはせずノーマル撮影、その後レタッチで仕上げたものです。

続きましてHDR画像↓

HDR画像の方が、玄関上部、屋根ひさし裏のシャドウ部が潰れずに残り、外壁の白飛びも抑えられていることが見比べることによりわかるかと思います(赤点線部分)
続きまして、室内編。
1枚目は特別なことをしていない画像。
普通に撮影して、普通にレタッチ↓

続きましてHDR画像↓
見比べてみると、キッチン右奥のIH下の引き出し部分、画像奥のブルーグリーンの壁紙、赤いソファー左横の床、右窓周辺の壁紙の白、どれも踏ん張っているのがわかります(赤点線部分)
これがHDR画像のいいところ。
その視点でもうひとパターン、店内撮影。
特別なことは行っていないノーマル画像↓

続きましてHDR画像↓

ではではノーマル画像と見比べてみましょう。
画像右側にある階段側面、手摺り、階段横棚群のシャドウ部が潰れずに踏ん張っております。
また画像左側、テーブル下の床面、テーブル上の商材、白飛びが抑えられ、左奥棚群天井のシャドウ潰れずに踏ん張っております。
では、どうやって制作するか。
まずは撮影。
❶段階露光で撮影します。
私の場合、敵を挟んで1/3露光ズラしの5枚撮影↓
-1/3、-2/3、適、+1/3、+2/3
全てRAWデータで段階露光します。
RAWで撮影するのは保険の意味合いがあります。
ホワイトバランスなど色々と後から調整できるためです。
❷これをライトルーム
で調整しJPGで書き出します。
*後のHDR処理に負担がかからないように私はJPGで書き出します
その際、5枚(ここでは5枚のRAWデータの例です)とも同じパラメータの調整値をあててください。
❸書き出した5枚をフォトショップの「HDR Proに統合」コマンドに投げます↓

すると次の画面が開きますので5枚のJPG画像を投げます↓

すると投げ込まれた画像がリスト表示されますのでOKボタンを押します↓

❹すると自動合成が始まり最終画像生成前に確認画面が表示されます↓
この画面では特別なことはせず、明るさ調整だけ行っています。
そしてOKボタンを押します。

❺するとHDR画像が最終的に自動生成されフォトショップ上に表示されますす。
ファイル名は以下のように〜〜HDRと名付けられます↓

最後に料理で言います「塩胡椒」的な簡単な調整コマンド(コントラスト等)を加え完成↓

ではではまた来週!