無線とじ・A5・70ページ             A4・⅓・巻き三つ折り

 

 

 

普段からお世話になっています、神戸市にある株式会社プレスティージ様より、2種類の印刷物の制作を承りました。

一つは、70ページの冊子を1,000部。

ゼロからの制作となります↓

 

 

 

 

 

二つ目は、A4・⅓・巻き三つ折りパンフレット1,000部 ↓

 

 

印刷関連の会社で働いていたこともあり、印刷に対するアレルギーはゼロ。

専門用語も社内で飛び交っていたので聞き慣れたもの。

確かに専門用語や細かい決まりゴトなどが多く難しいイメージがあるかと思います、印刷業界には。

それ、正解です。

そう思うのが、普通です。

 

「無線とじ・A5・70ページ・冊子」

無線とじ以外は、なんとな〜く想像がつくかと思いますが、

 

「A4・⅓・巻き三つ折り」

なんですかそれは?、と逆ギレしたくなります。

 

この不可解な文字列を見ただけで拒絶反応を起こすのが、普通だと思います。

ちょっぴり・ややこしい・・・これが印刷業界。

ただ現物を見れば「あぁ〜〜これね」となります。

 

 

 

ちなみに、印刷関連にお勤めの方は印刷用紙を人差し指と親指で挟んで擦り擦りする指の感触だけで、紙の商品名、仕様、重さ(厚さ)などをだいたい当てることができます、私にはできませんが。

さすがプロですね。

 

さて、印刷アレルギーゼロと言いつつも、自身で印刷物を作ったのは十数年前の独立当初に営業用として制作したパンフレットと、年賀状ぐらいなもの(汗)。

なぜ、小さな個人事務所が印刷物を作れたか。

それはネット印刷が普及したからです。

一般の人が、専門性が高くややこしいイメージのある従来の印刷会社の敷居を跨ぐのはかなり勇気のいることだと思いますが、それをネット印刷が変えました。

なんと言っても、ロット数が少なくとも、受注してくれます。

それも、早く、安く。

これ、本当〜〜〜〜に凄いことです。

小さな個人事務所にはもの凄い武器、外注先になります。

し・か・し!最大のデメリットがあります。

それは印刷会社の担当者と一回もやりとせず入稿することになります。

制作段階で、文字校正を数回、色校正を数回、念校も数回?、など、これでもか!と校正を行わないと何かしらの印刷事故が起きる可能性が高くなります。

印刷会社での制作となると、これをプロの方がチェックしてくれ発注者側に報告、不具合箇所の修正を行ってくれます。

(*念校を数回は、校正の負のスパイラルに入った・・・かも(笑))

 

 

しかし、ネット印刷では、最後の入稿まで一人、一方通行です。

問題発生時の責任も、もしかすると、ひ・と・り。

怖いですね〜、ロット数が多いと。

 

今回、実際に作業し判ったことがあります。

デザイナーさんの仕事の奥深さです。

デザイン、文字組み、レイアウトなどなどなど、細いところに気を配り制作しているのだなぁ〜・・・と。

これがきっかけとなり、普段何も考えずに見ていたカタログや情報誌を細かく凝視し、観察するようになりました。

印刷物も違う視点で見ると非常に面白いですね。

(終)

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